植物身辺帳

植物身辺帳

種植えて新芽出て伸び葉が茂り蕾が出来てついに花咲く

唐辛子、木瓜、八ヶ岳

そういえば唐辛子ができてできたできたと言って、写真を撮って載せてなかったので今日載せる。これは先週かいつやったか、これにまた花が咲いとるのが3番花、や、4番やったかな。ようけできたので木につけたまま乾き次第に人にあげたりなどしている。

f:id:tprr65:20170911163314j:plain

f:id:tprr65:20170911163320j:plain

今年はまた美しい秋が来て、巷では鶏頭が名の通りの燃えるような紅の花を咲かせている。うちの庭には二羽鶏頭が咲いたのはもうしばらく前のことで、それからすると割と気候を問わず、出るときに出る性向であるのかと思う。

下の写真は夏頃咲いたうちのもの。隣は友達にもらったニゲラの実、と何かユリ科のような花。どれもこれも生命力のものすごい汪溢であって、植物的な生き方というのは、これらを一目見た後であれば、その語感とは反対になかなかごついものであるよと認識を改めことになるだろう。そういえばある日、山に入って陽の射す草地に燃えるような、これも燃えるようなという他にないように思われる破竹の新芽のぶっといのが出ていた時のこと、この時もその勢いに植物の静かな激しさを見たのを思い出す。

f:id:tprr65:20170615125511j:plain

下のがニゲラの実の乾いたもの。毛のような部分は萼(ガク)か。

f:id:tprr65:20170714094924j:plain

 8月までうちに咲いた鉢植えの鶏頭は槍鶏頭。今うちにある切り花はこれとは別の久留米鶏頭といって丸々隆々と盛り上がる品種の割合コンパクトなやつで見た目は相変わらずごついが、なかなか可愛らしいように見えてくる。同じく燃ゆる紅。鶏冠状の部分は花穂と言う。麦やススキの「穂」と部位としては同じものである。よく見ても鶏冠部分がどういうことになっているのか判別し難いが、下にやはり穂状の塊が球になったような部分があり、その上に見惚れるような紅、襞状の隆起がなんとも言い難い発達を見せている。先日は写生したりして、子規のことを思い出したりして遊んでいた。第四ビルB2Fの花屋で買ってきたもの。

鶏頭の十四五本もありにけり 子規

 

先日の木工の歩みに灯りの写真を入れてなかったので、またこれも載す。

f:id:tprr65:20170910050432j:plain

木枠の真ん中に電球を3つとスイッチを1つ付け、麻布を垂れ下がらした。布は妻が作ってくれた。

f:id:tprr65:20170910050354j:plain

暗くてわかりづらいけど、上から見るとこんな感じ。チェーンで天井からツラ下がっておる。

f:id:tprr65:20170910050458j:plain

f:id:tprr65:20170910050506j:plain

これは台のその後。

 

柿渋を塗ったその後、黒を出したいと思って、錆びた釘を酢に漬けて酢酸鉄の液を作った。それを柿渋に混ぜると渋=タンニンと鉄イオンが結びついて黒変する、とこれが先日書いたお歯黒の作り方であるが、その黒液を杉板に塗ったところ年輪の明るいところと密なところ、いわゆる春目と冬目で塗料の吸い込みに大きな差があって、虎の紋になってもた。タイガーアイという石があるがまさにあれのような趣。

実はその前に墨汁を水で溶いたものを柿渋と合わせて塗ったのがあって、それは黒の地を光にかざすと年輪がうっすら浮き出てなかなか美しい。それが下の写真。妻の鉄剤を5粒ほど内緒で水に溶かしたのを柿渋に混ぜて塗ったのは上の台の写真のちょうど小さな引き出しの右の箱。写真の加減で見難いが、最初に塗った柿渋が板を留めてある釘と反応した黒が木目に沿って流れたり、鉄剤がよく溶けていたのか柿渋の赤を後ろから支えるような黒で、にわかに古めかしい雰囲気を醸し出したりしていて楽しい。

その二つを見ると、わざわざ作った鉄漿があまり上手いものでなかったのが口惜しく、それがゆえに写真も撮ってなかったのではないかと思われるが、陽に当てて落ち着いたら写真にも撮ってここに載しとこうと思う。実験精神とはそういうものだ。ちなみに柿渋は紫外線に反応して色を増すので、陽に当ててというのはそれだ。

f:id:tprr65:20170910133411j:plain

f:id:tprr65:20170910133427j:plain

9月度は妻の張子強化月間で下はその灯り。面白い質感。

f:id:tprr65:20170827200527j:plain

 

f:id:tprr65:20170801223801j:plain

階段に座るH氏と妻。

 

f:id:tprr65:20170722144553j:plain

7月富士見町で入笠山のロープーウェイに乗った時の八ヶ岳の様子。

f:id:tprr65:20170722155530j:plain

 

下は梓川の立ち枯れの株に苔生したの図。

f:id:tprr65:20170724115853j:plain

下も同じく。

f:id:tprr65:20170724120417j:plain

この池は1915年6月6日の午前中にできた池で、大正池という。

なんでそんな急にできたかというと、その朝この近くの焼岳が噴火して土石流が梓川を堰き止めたからだ。立ち枯れの木はその時に水に浸かったもので、その当時は乱立していた木ももう100年も経つと少なくなっている。その名残に苔の生したのが静かで美しかった。