植物身辺帳

植物身辺帳

種植えて新芽出て伸び葉が茂り蕾が出来てついに花咲く

花よ花よ 2014-03-30

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ある樹の花が満開になっていた。
きのう収穫したあと束ねるときに、一息入れついでに撮った一枚。
 
さてなんであろぞ。
 
関西の人にはお馴染み。
関東の人は、この樹は使わず、代わりに菊の花が多いみたい。
 
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答えは樒、シキミ、シキビの花でした。
みなさまおわかりたか。
 
シキミは英名をJapanese aniseと言います。ジャパニーズアニス。
その名のとおり、アニス(八角)の小さい版みたいな実がなります。
 
これを漬けてアニゼットを作る、みたいなことは考えない方が無難です。
なぜなら劇物だからです。
 
しかも植物唯一の劇物指定。
 
その成分アニサチンはγ-アミノ酪酸(GABA)受容体のアンタゴニストとして中脳あたりに作用する。GABAというのは最近、ストレスを緩和するというので有名になっていたりするアレ。

某チョコレートとか。 したがってそのレセプターを阻害する樒の実をカレーなどに入れ、食したなら、しばらくすると、ストレスフルな心感となり、体は強張り、気持ちは落ち込み、凹み、絶望し、痙攣する、かどうか知りませんが気をつけましょう。

その昔、ドイツとシンガポールスターアニスとして輸出されたシキミの実によって起こった中毒事件なんかもあります。
抹香臭い、という言葉はこの樹のことらしく、枝を落としているときには、どことなく神秘的なような、インド大陸のような香りが漂います。
 
仏さんにお供えするのは毒があり、動物等に荒らされないようにするため、という説があったりするけど、そう見てしまうと単純目的的にその神秘を見失うように思います。
その辺りはその神秘から流れ出た様態のひとつでしょう。
 
樒はそんなスピノザ的な見方をしたくなるほどの、不思議な魅力を持った植物であると思います。
 
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首の毛玉のところを揉んでやるとウットリしてくるアレックス(ニホンツキノワグマ・1才・雄)。
 
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桜。ちょっとした相談事があってお世話になってるひとのとこに会いに行ったら桜がもうじき満開になるところ。
見事な樹。
 
アレックスは熊ではなくポメラニアンでした、訂正いたします。
 
出荷も済んで、今日は夜に釣りに行くんだ、わーい。